About Leotti

はじまりの、ひとつの問い

「経験を積んだ大人の男性が、毎日の景色に自然になじみ、 その人生に静かに寄り添う一本のサングラスは、 日本にあるだろうか」きっかけは、そんな素朴な問いでした。

Leottiの代表は、眼鏡の企画会社で十年あまり、日本のアイウェア業界の内側を見つめてきた人間です。

そこで気づいたのは、30代後半、40代、50代——「大人」と呼ばれる年代の男性が、肩肘張らず、しかし確かに上質な一本をかけられる選択肢が、意外なほど少ない、ということ。

高級ブランドのサングラスは美しい。
けれど、ふだん使いには価格が手に届かないことが多い。

低価格帯のサングラスは値段こそ嬉しいけれど、レンズもフレームも、どこかに妥協が見える。

若い世代向けの華やかなデザインばかりが目に入る一方で、経験を積んだ大人が「渋み」や「力強さ」を素直に表現できる、そんなアイウェアが、まだ十分に世に出ていない。

ジャケットにも、休日のシャツにも、ドライブにも。日常の景色のなかで、主張しすぎず、けれど確かに「いいものをかけている」と感じられる一本を。
——使う人の表情だけでなく、人生も豊かにする一本を。

それを作りたい、と私たちは思いました。

Leotti という名前に込めたもの。

Leotti(レオッティ)という名前は、三つの要素で出来ています。

LEO ——ライオン。
古くから「王者」の象徴とされてきた、誇り高き存在です。群れを率い、決して退かず、しかし無闇に吠えない。そのたたずまいに、私たちが目指す「大人の品格」が重なりました。

tt ——代表のイニシャル。
私たちが私たちであり続けるための、最も小さな、けれど最も大切な目印として、名前のなかに刻みました。

i ——eye。
すなわち「目」。サングラスは、ほかでもない「目」を通して世界を見るための道具。だからこそ、名前の最後にこの一文字を据えました。

LEO + tt + i = Leotti。王者の眼差しを、大人のために。それが、このブランド名にこめた約束です。ロゴに刻まれたライオンの紋章は、その約束を一本一本に宿すための、私たちの目印です。

譲れない、3つのこだわり。

価格と品質、その両立のために、私たちが選んだもの。

Frame

8mm厚のアセテートフレーム

Leotti が採用するのは、8mm厚のアセテートフレーム。
一般的に流通しているサングラスフレームよりも、明確に分厚い厚みです。

切り出した1枚のアセテートフレームを熟練の職人が1本1本手作業で磨き、この造形を行っています。

逆に、薄くすればコストは下がりますが、ぱっと見の存在感は損なわれ、安価なサングラスとの差が分からなくなってしまう。

Leotti は存在感も、品質も、手の届く価格も、そのすべてを成立させるためのちょうどいい一点を見つけるために、8mm厚のアセテートフレームを採用しています。

近くで見ても、遠目に見ても、「ああ、いいサングラスをかけているな」と感じてもらえる。それが、Leottiのファーストインプレッションです。

Lens

鯖江産の高品質レンズを全種類

私たちはレンズに対する敬意と、こだわりを持ったサングラスブランドとして展開しています。

Leottiのサングラスに使われているレンズは、クリア、カラー、調光、偏光——そのすべてを、メガネの聖地・福井県鯖江市の工房で製造しています。

「全種類、鯖江産」。これは簡単なことではありません。

多くの安価なサングラスブランドは、フレームのデザインには力を入れる一方で、レンズには安価なものを使っているケースがほとんどです。
それは、レンズが「目に見えない部分」だから。消費者の目に直接触れにくいから。

けれど、私たちはそれを良しとできませんでした。

サングラスの本質は、レンズを通して見える世界です。かけている時間ずっと、視界の質に向き合っているのは、他でもない、かけている本人。

ぱっと見では分からないところにこそ、品質を込めたい。それが Leotti の判断です。

Tradition

昔ながらの3点ピン留め製法

Leottiのフレーム接合部に、3つの金属ピンが見えます。

これを「デザインのアクセント」と思った方もいらっしゃるかもしれません。

違うのです。

このピンは、デザインではなく、実際にレンズフレームとツル(テンプル)を固定している、機能する構造そのものです。

最近の安価なサングラスは、この接合部を「接着剤と通常のビス」で済ませているものがほとんど。工場の工程を減らし、コストを抑えるための合理化です。

Leotti は、その合理化をしませんでした。
手間も時間もかかりますが、昔ながらの3点ピン留め製法を、あえて残しました。

理由は、ひとつ。
ただ「かける道具」ではなく、「知れば知るほど愛着が湧く一本」を作りたかったから。

40代、50代と年齢を重ねた方が、時計や革靴を選ぶように、サングラスにも「こだわりを感じられる逸品」を選びたいのではないか。

そんな大人の感性に、寄り添える一本でありたい。それが、私たちが3点ピン留め製法を残した理由です。

細メタルの Pepe にも、上下ハーフの Gigi にも、この3点ピン留め製法は形を変えて受け継がれています。
すべてのモデルが、同じ製法の「血」を共有しているのです。

鯖江という土地と、プライドの群れ。

福井県鯖江市。
日本のメガネ生産の95%以上が集まる、世界に誇るメガネの聖地です。

明治時代に「農家の冬の副業」として始まったメガネづくりは、130年以上の年月のなかで、世界に誇る品質と技術へと育てられてきました。

Leottiが本拠を構えるのは、その鯖江を擁する福井県。地元の土地として、私たちは鯖江の職人たちに心からの敬意を持っています。

正直に申し上げると、Leottiのフレーム製造工場は鯖江ではありません。すべてを鯖江で作ろうとすれば、価格は私たちが目指す「手の届く一本」から離れてしまうからです。

それでも、私たちが鯖江を譲らなかった部分があります。それは、レンズと、最終的なフレームの仕上げ。

Leotti ライオン紋章

ここで、ブランドのロゴに刻まれたライオンの紋章の話を、もう一度させてください。

ライオンは、ネコ科のなかで珍しく「群れ」を作る動物です。英語では、ライオンの群れのことを Pride と呼びます。日本語に直せば、「誇り」。

Leotti が大切にしているのも、ひとつのプライドの中で、それぞれの専門家が自らの誇りをかけて働く、その姿です。

鯖江というプライドのなかには、レンズに人生を捧げる職人、フレームを磨き上げる工房、仕上げの微調整に何十年も向き合ってきた手作業の達人——数多くの専門会社と職人たちが、誇りを持って暮らしています。

Leotti は、そのプライドの中の一員として、レンズの製造、最終仕上げ、検品の工程を、鯖江の専門家たちに託しています。

私たちがフレームの製造を鯖江以外に出しているのは、価格を抑えるための妥協ではありません。鯖江で本領を発揮してくれる工程と、そうでない工程を、プライドの群れの中で見極めた結果です。

「Made in Sabae」とは言いません。けれど、「鯖江というプライドの群れに、確かに属する一本」だと、胸を張って言える理由が、ここにあります。