The Lens Maker

Leottiのレンズは、鯖江のコンベックスがつくっています

サングラスはフレームの形で選ばれることがほとんどです。けれど、かけているあいだずっと目に触れているのはレンズのほうです。Leottiはレンズを、鯖江でレンズだけをつくり続けてきたメーカー、株式会社コンベックスに任せています。

光にかざしてレンズを1枚ずつ検査する職人
レンズの検査/写真提供:株式会社コンベックス
  • 1947鯖江での創業
  • 1983レンズ専業へ
  • CR-39度なしレンズの素材
  • 1枚ずつ染色と検品
フレームにレンズを合わせて加工する作業台
フレームとレンズの仕立て/写真提供:株式会社コンベックス
Maker

コンベックスは、レンズだけをつくってきた会社です

1947年、鯖江で眼鏡フレームの工場「西方眼鏡製作所」として始まりました。1983年にフレームの生産をやめてレンズ専業になり、1991年に社名をコンベックスへ変えています。サングラス用のレンズ、視力補正のレンズ、偏光レンズまで、設計から仕上げまで自社で行っています。

サングラスでレンズの製造元まで書いてある商品は、あまり見かけません。Leottiが社名を出しているのは、どこの誰がつくったか分かるレンズだからです。

Material

度なしのレンズは、すべてCR-39です

CR-39は、プラスチックレンズの中では古くからある素材です。透明度が高く、光の歪みが少ないという性質があります。コンベックスは1982年から、この素材で度付きレンズをつくってきました。

Leottiのフレームは厚さ8mmのアセテートです。アセテートは温度や湿度でわずかに動きます。そこに硬さの合わないレンズを入れると、フレームの縮みに負けて割れたり、表面に細かいひびが出ることがあります。CR-39を選んでいるのは、この動きに付き合える素材だからです。

度付きレンズだけは、厚みを抑えるために屈折率1.67の素材を使います。UVカットとマルチコートが付きます。

染色の治具に並べられたレンズ
レンズの染色工程/写真提供:株式会社コンベックス
Color

色は、鯖江の工場で1枚ずつ染めています

鯖江は眼鏡の街であると同時に、繊維の街でもあります。コンベックスは繊維の染色技術をレンズに持ち込みました。季節、湿度、水質、染料の選び方で仕上がりが変わるため、同社は「100%同じ色のものはなく、それをどこまで同じ色にするか」を日々の仕事だと説明しています。

海外で量産される既製のレンズは、決められた色の中から選ぶことになります。自分たちで染められるということは、同じブラウンでも濃さと色みを決められるということです。Leottiのライトブラウンやライトグリーンの濃さは、この工程で決まっています。

ピンセットで偏光フィルムを扱う職人の手元
偏光フィルムの貼り込み/写真提供:株式会社コンベックス
By Hand

偏光レンズの膜は、1枚ずつ手で貼っています

偏光レンズは、光をそろえるフィルムを2枚のレンズで挟んだ構造です。コンベックスが使うフィルムは厚さ30ミクロン。機械でセットすることができないため、1枚ずつ手で作業しています。フィルムそのものも自社で生産していて、2003年に偏光レンズ「ポラウィング」、2006年に自社フィルム「SPフィルム」を開発し、2009年の「ポラウィングSPX」では全種類で偏光度99%以上になりました。

仕上がったレンズは、1枚ずつ人の目で検査されます。同社はこれを1/100ミクロンの世界だと表現しています。

History

レンズ専業になるまでと、その後

コンベックスが公開している沿革から、レンズに関わる項目を抜き出しました。

  1. 1947年 鯖江で眼鏡フレームの工場として創業
  2. 1982年 CR素材の度付きプラスチックレンズの製造を開始
  3. 1983年 眼鏡フレームの生産をやめ、レンズ専門メーカーに
  4. 1991年 社名を「コンベックス」へ変更
  5. 2000年 CR素材にUV400を練り込んだ度付きレンズの製造技術を開発(同社によればレンズ業界初)
  6. 2003年 淡い色でも偏光度を保つ偏光レンズ「ポラウィング」を発売
  7. 2006年 自社の偏光フィルム「SPフィルム」を開発
  8. 2009年 「ポラウィングSPX」で全種類の偏光度が99%以上に

レンズを選ぶ

Leottiは1本のフレームに対して、クリア・カラー・偏光・調光から選べます。明るさの数値とシーン別の目安は、レンズガイドにまとめました。

本ページの沿革および製造工程についての記述と写真は、株式会社コンベックス(福井県鯖江市)の公開情報によります。掲載は同社の許諾を得ています。可視光透過率などの数値は目安です。